間 美恵さんのアトリエ探訪。

早朝に、筋雲の空に微睡んだ珍しく綺麗な朝焼けを見た。
夏雲が秋雲に押されながら、空の色はどことなく秋を受け入れる準備をしている。

昨日は早い時間から友人と酒を交わし、今朝は珍しく二日酔い。
来週からは仕事の予定も過密気味だ。
その間の貴重な時を、このままぼーっとしている分けにもいかない。

数日前、間さんの工房をお尋ねしたくてたまらず、アポを取っていた。
先月の日本酒の会で、一緒に行こうと約束をしていた友人らにはわるいが、スケジュールを合わせている余裕などなく、このすばらしい空景色の中、気だるい体に気合いを入れ、工房のある産山村へと車を走らせた。

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国道57号線から県道216号に左折した瞬間、僕にしか聞こえないパン!という音をたて、空気が一瞬に替わった。
めっちゃ心が弾む!
この森を抜けると間さんの工房がある。
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少し道に迷いながら工房に着いたのは午後一時ごろ。
敷地に足を踏み入れると、想像どうりの笑顔をたたえ間さんが迎えてくれた。
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さっそく工房内を案内いていただく。
火入れ前の器が並んでいる。
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工房ではちょうど窯の温度を2〜3日かけながら、ゆっくりと下げている最中だった。
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この綺麗な粉が間さんの作品の数々の色を出す、魔法の粉だ。
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間さんとの楽しいおしゃべりと、おいしいお茶請けを頂きながら、友人の頼まれ物の器を選んだ。
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今日は焼き上がったばかりの器がいっぱいあり、いつもより品数が多いということだった。
自分用にも日本酒を飲むのによさげなぐいのみを二つ買った。
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しかし何でだろう。
初めて間さんの器を見た時、作品の結晶の模様から、もの凄い気高い雰囲気が感じられ思わずため息が出た。
もちろん、作家も気高い雰囲気を醸す女性だと想像していた。
でも違っていた。
先日の日本酒の会の時に初めてお会いしたが、こんな物腰柔らかい素敵な女性が、あの器を産み出しているとは思いもよらなかった。
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今回、間さんと間さんの器との出会で、僕の身の回りの器のセンスが少しづつ変わっていくことは間違いない。
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今日の道中は常に切なかった。
まだ夏は終ってほしくない。
だから秋っぽいものから目をそらしていた。
しかし帰り道で吹いたあの風は、確実に夏の輝きを彼方へと運ぼうとしている。

僕の中で今年の「夏」は9月の秋分の日の前日までと、期限を切った。
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by charvy | 2010-08-28 13:20 | 旅、OUT DOOR Life
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